欧州の中小企業の循環型モデルへの移行支援を目的とするプロジェクト「Circular HRM プロジェクト(以下、CHP※1)」は欧州委の支援を受け、新レポート「Model for Circular Human Resource Management(循環型の人事管理モデル)」を発表した。同レポートにおいて、CHPが開発した循環型の人事管理モデルの原則とベストプラクティスの例などが示された。
循環型経済への移行において、現在、自然資本の使用とエコデザインやリサイクルといった物理的・技術的資本の最適化に関する概念と実践に主に焦点が当てられているが、人的資源管理の観点に基づく新しい考え方が必要であるとCHPは考える。
CHPは参加型研究手法を使用して、産業界の経営層および専門家を招待して協議やオンライン調査などを実施し、人事管理における循環型モデルについて以下の7つの原則を提示した。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)