オランダに本拠を置く照明器具メーカーのシグニファイ(旧フィリップスライティング)はこのほど、3Dプリンターでつくる特注照明器具の販売を開始した。
現在、同社はインドにおいて産業・商業規模で3Dプリンター製照明器具を製造する唯一の主要照明メーカーであるとしている。インド政府が掲げる「インドでものづくりを(Make in India)」と「自立したインド(Atmanirbhar Bharat)」の指針に沿って、同社は印ヴァドーダラーにある既存照明工場に3Dプリント製造施設を、印ノイダにある研究開発センターにデザイン研究所を設立した。インテリア・照明デザイナーや建築家は、これらの施設と研究所で照明器具がプリントされる様子を見学したり、同社の設計専門家と協力して特注デザインの作成もできるとしている。
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廣瀬 優香
大学時代にベトナムとカンボジアで行った教育関連の活動をきっかけに、国際協力や環境問題に興味を持つ。大学在学中は化学を専攻し、バイオマスプラスチックについて学ぶ。メーカー勤務ののち、現在はライター・翻訳者として活動。個人ブログ:旅好きのひとりごと https://international-blog.com/