持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)はこのほど、論文「Measuring circular buildings – key considerations(循環型建物の測定–重要な考慮事項)」を発表した。
WBCSDがメンバー企業と共同作成した同論文は、建物のサーキュラリティを評価するべく、企業の測定対象・測定方法・結果の解釈方法を定義した。
建設業界は世界の排出量の37%、世界の資源消費量の半分以上を占めている。サーキュラーエコノミー移行は、建設業界における持続可能性の向上・廃棄物と汚染の削減・製品と材料の長寿命化・自然システムの再生に役立つ。WBCSDは、建設業界のサーキュラーエコノミー移行には建物のサーキュラリティ測定における標準化されたアプローチが必要であるとみている。同論文の概要は、以下のとおり。
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)