仏研究所IRT Jules Verneが率いるゼブラ(Zero wastE Blade ReseArch)コンソーシアムはこのほど、100%リサイクル可能な風力タービンブレードのプロトタイプを完成させたことを発表した。タービンブレードの廃棄量の増加とリサイクル処理の難しさが問題となっているなか、業界のサーキュラーエコノミー移行への大きな一歩となる。
今回完成した長さ62mのタービンブレードは、化学大手の仏ArkemaによるElium®樹脂や建設資材の米Owen Corningによるガラス繊維が使用されている。ガラス繊維と熱可塑性樹脂であるElium®樹脂は、リサイクル可能な性質で知られる。
この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
会員種別と特典
藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。