欧州委員会はこのほど、欧州グリーンディールにおける重要な行動計画となる「大気・水・土壌の汚染ゼロに向けて」を採択した。EUの2050年の目標を「健康な人々のための健康な地球」と定め、2030年の目標(数値は現在と比較)を以下のとおりに設定した。
- 大気汚染によって引き起こされる早期死亡の数を55%削減する
- 海洋プラスチックごみを50%、環境に放出されるマイクロプラスチックを30%削減し、水質を改善する
- 養分の欠乏と化学農薬使用を50%削減し、土壌の質を改善する
- 大気汚染が生物多様性を脅かしているEU内の生態系を25%削減する
- 輸送による騒音に慢性的に悩まされている人を30%削減する
- 廃棄物の発生を大幅削減し、都市廃棄物を50%削減する
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クリューガー量子
クリューガー量子(くりゅーがー りょうこ)ドイツ在住、ハイデルベルク市公認ガイド。土木工学を学び日本で土木技術者として働いた後、メキシコでスペイン語を習得、日西通訳として自動車関連企業で働く。2003年に渡独。専門分野:ドイツのサーキュラーエコノミー関連政策・企業動向、企業現地視察サポート、建設業界のサーキュラーエコノミー移行。個人ブログ:http://ameblo.jp/germanylife10/ 。(この人が書いた記事の一覧)