ドイツに本拠を置く、エレクトロニクス・オートメーション・デジタル分野における世界有数のテクノロジー企業であるシーメンスはこのほど、今後価値の高い成長が見込まれ、重点的に取り組む主要な分野を発表した。
発表された主要分野の目標
- 現実・デジタル双方の世界を独自に組み合わせ、顧客に最大の影響を与える
- 野心的なフレームワーク「DEGREE」を用いて持続可能性に焦点を当てる
- 高価値の成長を加速するための新しい財務目標と新しい財務フレームワーク
- 5%から7%の年間収益売上成長率(以前は4%から5%)
- 一桁台後半のパーセントでの購入価格配分前の1株当たり利益(EPS pre PPA)の年間成長
- 累進配当政策 : 最大30億ユーロの新株買戻しプログラム– 2022会計年度に開始し、2026年まで実行
- 2021年度の見通し : 純利益は引き続き57億ユーロから62億ユーロの範囲と予想されるが、Varianの買収に関連して以前に発表された負担を含む
シーメンスAGの社長兼CEOであるRoland Busch氏は、「デジタル化・自動化・持続可能性は当社のビジネスの成長エンジンであり、この分野ではコアビジネスとデジタルビジネスが好循環に影響しあっている。この効果は、より収益性の高い成長を達成するための成長戦略の基盤を形成している」と述べている。
主要分野の目標の中でも特に成長エンジンと位置付けられている、デジタルと持続可能性に関する目標の詳細については以下のとおりである。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。