オーストラリアの首都キャンベラと周辺地域から構成されるオーストラリア首都特別地域(ACT)はこのほど、サーキュラーエコノミー移行のための戦略・行動計画を発表した。
建築や食品などの分野において、ガイドラインの策定や関連ビジネスの助成、再生材の利用促進、法整備を含む行動計画を策定。ACT内のサーキュラーエコノミー移行を支援すると同時に、革新的で持続可能なビジネスを発展させ、新たな雇用を創出することも目指す。
戦略の草案は2022年10月に発表。意見公募を経て、2023年8月に最終版を公表した。「調達、スキル、イノベーション、ガバナンス」「食品と有機物」「建築環境」「消費財」「廃棄物の流れ」「サーキュラーエコノミー移行の取り組みを示すスペースの構築」の6つのテーマにおいて、体系的な変革促進やインフラ・技術投資、適切な資源管理、商品・サービスの循環型設計といった計画を具体的に定めている。

この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
会員種別と特典
デハーン 英利子
時事通信社を経て2019年よりフリーランス記者。環境や農業に関する記事を中心に執筆。趣味は温泉旅行とグルメ探索。
Related posts
今後のイベント
ニュースレター登録
サーキュラーエコノミーに関する最新情報をお届けします。
SNSでフォローする