英エレン・マッカーサー財団はこのほど、デンマークに本拠を置く玩具製造・販売大手のレゴグループ(THE LEGO GROUP)との提携により開発した新学習プログラムを発表した。「A Future Without Waste」と呼ばれる同プログラムは7歳から12歳を対象としたもので、次の世代を担う子供たちにサーキュラーエコノミーについて興味を持ってもらうことがねらいだ。
同プログラム は、廃棄物のない将来を目指すサーキュラーエコノミーについて、子供たちが創造力を掻き立てながらゲーム感覚で楽しめるよう設計されている。また、教室・学習プログラム・プレゼンテーション活用、PDF版の印刷もできる仕組みだ。学習プログラムの概念は、子供たちに地域社会・自然・ビジネスがお互いに繁栄できるような世界を想像させ、そのために我々が必要としている変革を学んでもらうというもの。
同プログラムで扱われるテーマは、サーキュラーエコノミーをはじめリユース・リサイクル・公害汚染・より良い将来への設計など。また、教育者用の手引きも提供されており、エレン・マッカーサー財団による大人向けのサーキュラーエコノミー情報も掲載されている。プログラムの概要を以下に紹介する。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。