世界の主要セメントメーカー40社で構成されるグローバルセメント・コンクリート協会(GCCA)はこのほど、2050年までにコンクリートにおけるCO2排出実質ゼロを目指すためのロードマップを発表した。同時に、2030年までに25%、すなわち50億トンを削減する中間目標に合意した。同コミットメントは、世界で最も使われている人工物であるコンクリートのCO2排出量を削減する大きな一歩であるとしている。
GCCAの会員企業は、世界のほぼすべての国で事業を展開しており、世界の全生産量(中国を除く)の80%を占める。世界のセメント・コンクリート市場は年間4,400億ドルに達し、世界のGDPの13%を占める建設部門を支えている。GCCAのカーボンゼロの取り組みは、CEMEX、CNBM、CRH、HeidelbergCement、Holcim、Votorantimをはじめ、アメリカ、アフリカ、インドや中国を含むアジア、そしてヨーロッパの企業によって推進される。
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Circular Economy Hub Editorial Team
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