サステナブルを超える概念として注目を集める「リジェネラティブ(再生)」。現状を保つだけでなく、人類の活動により失われた自然を回復させようとする考え方だ。建築業界では近年、自然再生を目指した計画に対して「リジェネラティブ・デザイン」という言葉が使われ始めている。
しかし、リジェネラティブ・デザインの定義は抽象的で、その取り組み方についてもさまざまな解釈がある。こうしたあいまいさから、政策やプロジェクトにどう反映すべきか悩む関係者も少なくないだろう。

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山口 真矢子
山口真矢子(やまぐち まやこ)。英国在住。一級建築士、Project Management Professional(PMP)。鉄道会社とエンジニアリング系コンサルティング会社で、建築工事・改修プロジェクトのマネジメント、建築や都市に関わる調査、事業コンセプトの立案などを経験。専門分野:建築工学、施設管理、プロジェクトマネジメント、建築・都市のサステナビリティ。