炭素排出削減対策の一環を担う輸送手段の電化によって現在世界的なEVの急増が見込まれているが、それに伴い、将来的に使用済みリチウムイオン電池の大幅な増加が予測されている。資源循環と環境負荷削減の観点から、廃電池のリサイクルは必須課題である。

欧州をはじめ、世界各国で今後上昇するリチウムイオン電池リサイクルの重要性とその能力拡大が議論される中、多くの自動車メーカーや電池メーカーの多くは再生材を使用することを躊躇する。再生材は、品質においてバージン材より劣るという考えがあるからだ。だが、技術の進歩により、その考えも変わる時が来たようだ。

米研究所Worcester Polytechnic Instituteの機械工学士Yan Wang教授が、US Advanced Battery Consortium※のチームと合同で行なった研究によると、再生材から製造された正極材の品質はバージン材を使用した製品を同等か上回ると結論づけている。同研究結果は、科学誌Jouleで発表された。

Circular Economy Hub Logo

この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。

会員の方はこちら

いつもありがとうございます。

会員登録を希望される方はこちら

新規会員登録(法人割引あり)

会員詳細はこちら

会員種別と特典

読者会員

月額980
(1日あたり約32円)

  • Circular Economy Hub の記事読み放題
  • 月例イベント(2,000円相当)参加無料
  • 会員限定オンラインコミュニティ参加

特典詳細はこちら

コミュニティ会員

月額2,980
(1日あたり約99円)

  • Circular Economy Hubの記事読み放題
  • 月例イベント(2,000円相当)参加無料
  • 会員限定オンラインコミュニティ参加

特典詳細はこちら