アイルランド国立大学コーク校(UCC)の研究グループはこのほど、アイルランド南部のヨールとミッドルトンの間に建設中の橋の建材に、使用済み風力タービンブレードを使用すると発表した。橋の建設に使用済みタービンブレードを再利用する試みは、世界で二番目になるとしている。
使用するのは、北アイルランドの首都ベルファスト市に位置する風力発電施設で寿命を迎えたブレードだ。同プロジェクトにより、鋼桁(こうげた)を使用した場合に発生する約800kgの炭素排出を回避できるとしている。プロジェクトの指揮をとる研究ネットワークRe-Windは、UCCとアイルランドエネルギー・気候・海洋研究センター(MaREI)、アイルランドと北アイルランド、および米国から構成されている。
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藤原 ゆかり
欧州在住フリーライター/リサーチャー。EUの政策・規制、経済、産業、政治、環境リサイクル分野での執筆活動および調査に携わっている。専門分野:EU環境政策・規制。イギリスの大学院で戦争学、国際関係学を学ぶ。趣味は旅行と油絵。