欧州経済社会評議会（EESC）は6月24日、土壌の健康を回復し、生物多様性を再生させ、食料生産を気候変動から保護する力を持つ「リジェネラティブ農業（環境再生型農業）」を、EUの農業・経済政策の中心に据えるよう求める自発的意見書を採択した。EUの機関がリジェネラティブ農業の利点に関する議論を本格的に開始するのは、これが初めてだ。

この意見書は、リジェネラティブ農業が農家の所得向上、生産性と収量の強靭化、世代交代の支援、農村の活性化に貢献する大きな可能性を秘めているにもかかわらず、現行のEU政策ではその推進が不十分であると警告している。

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