東京都は、3月28日午後4時から、オンラインシンポジウム「サーキュラーエコノミーにはリユースが欠かせない!!」を無料で配信する。有識者や企業、国際NGO関係者を招き、気候危機や環境汚染対策の切り札としてリユースが果たす役割などを紹介、サーキュラーエコノミーへの移行に向けた機運を高めるのが目的だ。

基調講演は、東海大学政治経済学部経済学科教授の山本雅資氏による「日本版サーキュラーエコノミーとリユース 経済学の視点」。日本版サーキュラーエコノミーを考える上でのリユースの位置付けについて、日本の現行法制度を考慮しつつ、経済学の視点から議論する。

企業や団体の取組事例、リユースの普及に向けた取組では、テラサイクル創業者でCEOのトム・ザッキー氏が、グローバルリユースプラットフォーム「Loop」を紹介。また、NECソリューションイノベータ株式会社イノベーション推進本部シニアプロフェッショナルの加藤一郎氏と、NISSHA株式会社事業開発室コーポレートマーケティング部Re&GoグループRe&Goプロジェクトリーダーの吉村祐一氏が登壇し、容器のシェアリングサービス「Re&Go」について紹介する。

「リユース革命を起こす リターナブル包装の拡大」は、エレン・マッカーサー財団プラスチック・イニシアティブ国際プラスチック条約マネージャーのマルタ・ロングハースト氏、「リユース推進のために私たちができること」は、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンのプログラム部プラスチックキャンペーン担当の大館弘昌氏がそれぞれスピーカーを務める。

締めくくりは、環境局資源循環推進部計画課長の堀哲氏による「2Rビジネスの主流化に向けて」。

配信期間は、3月28日午後4時から4月11日午後4時まで。日本語・英語字幕付。配信は無料で、事前登録は不要だ。

【プレスリリース】オンラインシンポジウム「サーキュラーエコノミーにはリユースが欠かせない!!」を配信します
【参照記事】オンラインシンポジウム 「サーキュラーエコノミーにはリユースが欠かせない!!」開催のご案内
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