7月15日、世界で初めてとなる3Dプリンターで制作されたスチール製の橋がオランダ・アムステルダム市内の運河に架けられ、一般に公開された。2015年にオランダの3Dプリント建設企業MX3Dによって発案された重さ6トンのこの橋は、6年間の準備・制作・テスト期間を経て今回実用化に至った。この橋は元あった古い橋が修理される2年ほどの間実用され、データ収集を行う。
橋は観光客で賑わうアムステルダム中央区の「赤線地区」De Wallenの真ん中に位置する。筆者が訪れた際にも多くの観光客や住民が橋を手で触ったり、写真を取るなどしていた/写真は筆者撮影

この記事は、Circular Economy Hub 会員専用記事となります。
会員種別と特典

西崎 こずえ
西崎 こずえ(にしざき こずえ)。オーストラリア・キャンベラ大学卒。アムステルダムを拠点とするサステナビリティ特化型コンサルティング企業「Horizon Green(https://www.horizongreen.eco/)」ファウンダー。サーキュラーエコノミー、再生可能エネルギー・水素、クリーンテック分野において、主に欧州と日本の企業・政府機関を支援。事業性とサステナビリティの統合に強みを持ち、ビジネスモデル構築、R&D支援、商談調整、プロジェクトマネジメント、投資家・技術パートナーとの連携、研修プログラムの提供など多岐にわたるサービスを展開。サステナビリティに情熱を注ぐ人のための秘密基地「エコハブ・アムステルダム」発起人。