蘭ライデン大学の科学者などから成る国際研究チームはこのほど、植物性食品を中心とした食生活への移行によるCO2削減・吸収効果などをまとめた論文を食品分野の学術誌「Nature Food」で発表した。
同論文の概要は、次のとおりだ。
家畜を放牧し、飼料を栽培するために必要な面積は莫大であり、世界の農地の約80%、居住可能地の約35%を占めている。高所得国が動物性食品から脱却すれば、飼料栽培に必要な土地は大幅に減少すると予測される。その結果、広大な土地が自然の状態に戻り、野生の植物や木々が大気中のCO2を吸収できる。
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廣瀬 優香
大学時代にベトナムとカンボジアで行った教育関連の活動をきっかけに、国際協力や環境問題に興味を持つ。大学在学中は化学を専攻し、バイオマスプラスチックについて学ぶ。メーカー勤務ののち、現在はライター・翻訳者として活動。個人ブログ:旅好きのひとりごと https://international-blog.com/