Fashion For Good と Apparel Impact Institute は、ファッション業界の脱炭素化によりネットゼロを実現する可能性に関するレポートを発表した。レポートは、同業界がネットゼロを達成するために辿る軌道を示し、再生可能エネルギーなどの既存の解決策と、次世代材料などの革新的な解決策とを包括し、実現のために必要な方策を提示している。
過去10年間で、持続可能な産業への転換がより優先されるようになった。何十年にもわたって魅力的であると考えられてきた働き方は、規制・メディアからの注目・消費者の意識・サプライチェーンにおけるリスクの暴露・原材料の不足・株主のESG要求などにより、ますます圧力を受ける状態にある。増え続けるこれらの課題と今後数十年にわたって根本的に業界を変革していくことの必要性は、業界が持つ2兆ドル規模のサプライチェーン全体に様々な実用的機会を生み出す。
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和田 麻美子
フランス留学中、モードの国と呼ばれる国の人達が、持ち物を長く大切に使い多くの買い物をしないことを知り、日本(特に東京)では常に新しいモノを求める暮らし方になっていたことに気づく。 趣味のハイキングを通じ、極力ごみを出さないように暮らすことや、豊かな自然を次世代につなぐことを意識するようになり、Own less, waste less, enjoy more を心がける日々。